使命
臓器移植を待つ患者さんを救うため、またドナー(臓器提供者)となる人々の負担を軽減するため、私たちは移植可能な臓器の作製を目指しています。
しかし、移植可能な臓器は決して試験管内では作れません。そこで、次の方法論で研究を進めています。
まずin vivoバイオリアクターを主に用いた幹細胞による臓器形成の分化の開発にはクローンブタを用いております。
次にスキャフォールド(足場)を用いた臓器再生は前駆細胞をin vitro
にて育てた上で実施します。これらの技術を用い、生命倫理に基づいた、ドナーに依存することのない移植可能な臓器を創出することを目指しています。 (
コチラに詳しい内容が英文でございます。)
また、アカデミアと企業の協力を社会から歓迎されるものにしたいと思います。企業から薬剤や医療機器が提供されない限り、医療行為は今のように広く用いられることはなかったでしょう。
企業にとって開発段階における大きな障害はリスクを伴うものです。しかしながら、
我々は企業とともに透明性を保ちながら、移植可能な臓器を創り出す研究が国境を越えて医学とヘルスケアに貢献することを念頭に、プロジェクトを推進いたします。
信条
当教室の信条は「自我作古」です。 これは「これから自分がなさんとする事は、前人未到の新しい分野であるけれど、予想される困難や試練に耐えて開拓に当たるという、勇気と使命感を示した言葉であろう」とする
「宋史」の中に出てくる一文ですが、慶應義塾大学を開いた福澤諭吉先生の座右の銘でもあります。 当教室の信条(英文)をどうぞご覧ください。
共同研究
臓器再生の研究はその研究成果を十分にご理解いただける企業や個人の方の協力なしに成し遂げることはできません。これまで多くの企業との共同研究の成果として知財を出しております。
コチラに企業とアカデミアの理想的な関係について記しました。 企業とアカデミアの協力により研究を加速させ、社会貢献につなげることを目指しております。
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